ヒロシマ・デー ドイツ語圏のニュースから

Hiroshima-Tag として多くのメディアが広島発のレポートを伝える。次の2つのニュースはドイツ語圏発。奇しくも、昨日引用した2つの新聞がソースになる。

ZDFとBBCがヒロシマのドキュメンタリーを制作
ZDF und BBC drehen Doku über Hiroshima

Hamburger Abendblatt 6. August 2004

通信社 dpa の配信記事。ドイツの国営放送ZDFと、イギリスのBBCが共同で来年の60周年に向けて本格的なドキュメンタリー番組を企画しているという話。アメリカのDiscovery Chanel、カナダ、フランスの放送局も参加。投下に先立つ数ヶ月前から、投下後の歴史までをカバー。コンピュータグラッフィクスや、日記など当時の文書、体験者のインタビューなどを総動員して制作という。


オーストリアの Der Standard はウィーンでの追悼行事を予告する。

シュテファン広場でヒロシマ追悼行事
Hiroshima-Gedenk-Aktion am Stephansplatz

20時30分からランタン行列。シュテファン広場からカール教会まで
Um 20.30 Uhr beginnt Laternenmarsch vom Stephansplatz zur Karlskirche
Der Standard 06. August 2004

この追悼式に寄せられた、「人類の自己破壊について警告する」オーストリアのハインツ・フィッシャー大統領のメッセージの抜粋と、主催者のウェッブサイト www.hiroshima.at が紹介されている。

上記ウェッブサイトをみるとオーストリアの大統領、独襖の有料政治家、聖職者、知識人、広島の秋葉忠利市長をはじめ有名無名の多くの人のメッセージが掲載されている。

この話題はどのくらい日本で報道されているだろうか。ざっと国内ニュースをみたところ見当たらないが、いやしくも友好国の大統領がメッセージを発しているのだらから、ちゃんとした翻訳とともに紹介してほしいと思う。