2006-01-01から1年間の記事一覧
CPE決戦日。 こちらはしばらくお休みします。
フランスのCPE(初回雇用契約制度)反対運動について記事があまりまとまらないので明日にしようと思っていましたが、変な小ネタを見てしまったので、さっと紹介。 「この法律は適切でない」とシャロン・ストーン Pour Sharon Stone la loi est indaptée NOUV…
フランスのCPE(初回雇用契約)法反対デモは18日土曜日に警察発表で50万人、主催者発表で150万人を動員。主催者側としては満足すべき成果で、撤回要求にはずみがつく。現場からの個人的な感想としては、これだけの人手のデモは2002年4月末5月初めの、国民戦…
2002年6月4日づけのル・モンドでエドガール・モラン、サミ・ナイル、ダニエル・サルナヴの3人は連名で「Israël-Palestine : le cancer イスラエル−パレスチナ問題という癌」という記事を発表した。この記事を以下に訳出紹介する前に、それが置かれた時代的、…
リベラシオン社説 「短期的視点」 Court terme 2006年3月15日 リベラシオン 中東問題−社説 ピエール・アスキ Editorial Proche-Orient par Pierre HASKI QUOTIDIEN : mercredi 15 mars 2006エリコの刑務所に対する昨日の派手な−−パレスチナ自治区と呼ばれて…
14日火曜日パレスチナでの、イスラエル軍によるエリコ刑務所の攻撃のNouvelObs による時事刻々特別ページから。時間はすべて中央ヨーロッパ時。 9h05 エリコ イスラエル軍は、イスラエル閣僚殺害を非難されているPFLPの責任者らが拘留されているエリコの刑務…
Edgar Morin, Sami Nair et Danièle Sallenave, "Israël-Palestine : le cancer", Le Monde 04.06.02 / エドガール・モラン、サミ・ナイル、ダニエル・サルナヴ「イスラエル−パレスチナ問題という癌」(ル・モンド2002年6月4日)
たぶんほかにもいくつかあると思うが、反CPE運動の学生たちの情報が集結しているブログ http://www.stopcpe.net/cpe/ 全国の複数の学生が書き込み権を持っているようで、各地の情報を伝える記事を活発にアップしている。携帯でとったような動画あり。また、…
CPE(初回雇用契約制)法に反対するフランスの学生の運動は、明日火曜日の統一行動を控えてさらに活発化。日曜日にヴィルパン首相がテレビニュースのインタビューに呼ばれて、説明を行ったが、学生のほうでは対話の姿勢がみられないとさらに反発する結果とな…
大学のストが広がってきた。 Contrat première embauche 初回雇用契約制度(略して CPE)を導入する法律が10日に上院を通過したあと、すでに何週間も波状的に行われた学生たちの反対運動が、ここで一気に加速したことによる。法律の内容なども含めて日本の新…
関東大震災の時の朝鮮人虐殺事件に対する解釈が、映画『ホテル・ルワンダ』との関係で、論争になっているのを id:gachapinfan さん、id:travieso さんのところで知る。この映画も見ていなければ、論争のきっかけになった映画評論や複数いる論争参加者の記事…
近日中に風刺画の続きをてがけますが一息のあとのまた一息に日本語記事クリッピング↓
風刺画そのもの、図像資料についてまだ一度も触れていなかったので、古くならないうちにまとめておきます。 Mohammed Image Archive ムハンマドの図像について中世のものからから今回の騒動にまつわるものまでを集大成したサイト。預言者の図像化のタブーが…
自己検閲により内容削除
15日ル・モンド(ネット版)に「私はイスラム離反者 Je suis une déssidente de l'Islam」というタイトルで掲載された、ソマリア出身オランダ人政治家アヤーン・ヒルシ・アリ Ayaan Hirsi Ali 氏のテキストを猫屋さんが翻訳している。これは、ベルリンで彼女…
1の続きの2を書いていますが、なかなか時間がとれなくてテキストがうまりません。そこで簡単な骨子だけ、新刊予告風に公開します。文として埋まっているところも埋まっていないところもあり、このままだと一貫したものとして完成させるとまたゆうに一週間…
2月9日づけの記事「ムハンマドの風刺画(1)−−フランスのメディアはなぜ火中の栗を拾うのか」の空白になっていた最後の節を追加しました。以前に読んで興味をもたれた方は、よろしければご一読ください。 コメント、トラックバック、ブックマークでのコメン…
デンマークの新聞、ユランズ・ポステン紙が掲載したムハンマド(マホメット)の風刺画をめぐる一連の事件について先週末に記事をアップしたいと思っていたが、時間がとれず仕上がらないうちに状況がどんどんと進行し、事件そのものについてはフランス紙の報…
預言者風刺画問題記事、準備中。今日中(フランス現地時間)にはなんとかアップ予定。→大幅に遅れて現地時間で2月11日午後になりましたが、こちらの日付でアップします(一応、時間的整合性のため、以下では9日以前の事実については書かない予定)。2月15日…
www.ideesdefrance.com から昨日の記事で紹介したのは Intellectuels français : une nouvelle génération / French Intellectuals : The New Generation の特集の総説の部分だが、右上のメニューから他の細目記事に行ける。タイトルの中の小見出しは以下の…
新世代の記事のついでに...www.ideesdefrance.fr を紹介する昨日の記事にこんなブックマークコメントがついていた。 >terazzoさん これを見ていれば生きてるか死んでるか分かるよ!! >http://www.ideesdefrance.fr/agenda/agenda_personne.php?id=201 …
前回の記事で紹介した www.ideesdefrance.frに掲載された、Intellectuels français : une nouvelle génération (英語版 French Intellectuals : The New Generation)のざっくりした翻訳。原文執筆者署名なし。 チシキ人はどこへ行ったか フランス知識人に…
しばらく前から気になっていたのだが、日本語のWebサイトで紹介されている気配がないのでとりあげてみる。 http://www.ideesdefrance.com 哲学を中心としたいわゆる「フランス現代思想」だけでなく、経済・社会・文化等々の領域での現在のフランスの話題を紹…
1月14日に国立統計経済研究所(INSEE)から2005年度の国勢調査の結果が発表された。いろいろな着目点があるが、大きな話題の一つは、出生率が3年連続増加し、合計特殊出生率1.94に達したことだろう。これはEU諸国の中ではアイルランドの1.99に次ぐ第2位の水準…
「ジェンダー・フリー gender-free」という表現の出典を英語にもとめるにあたって、いろいろと疑義があるという話は以前にちらりとネットで見て知っていた。今度ふと興味を持って、あらためて日本のネットをいろいろ検索してみると、疑義どころか、日本で作…
シラク大統領は、19日、ブルターニュのイル・ロング基地で基地関係者を前に演説したが、その中に核の使用の可能性について触れた部分があった。日本人にとっては聞き逃すことのできない発言。演説の全文がル・モンドに掲載されている。 Jacques Chirac, prés…
とんがった頭をすこしまるくしようと思って土曜日の夜に France 2 の大型歌謡ショー Fête de la chanson française を見た。今年で2回目。司会を務めるダニエラ・ロンブロゾのファン−−正確に言うと、彼女がニュース専門局のLCIで文化欄を担当していたときの…
しかしまた、われわれは爆発に近いところにいるとも私は思う。レーニンにおいてすでに、真のユートピアは緊急の観念と結びついていた。ほかにやりようがないと思った瞬間に人はユートピストとなる。その意味でいえば、われわれはますますユートピアを考える…
ジジェクの1月4日づけユマニテ紙でのインタビュー スラヴォイ・ジジェク−−資本主義の論理は自由の制限を導く Slavoj Zizek : « La logique du capitalisme conduit à la limitation des libertés »L'Humanité : Article paru dans l'édition du 4 janvier 20…
12月7日以来バグダッドで人質になっていたフランス人エンジニア、ベルナール・プランシュ氏の解放が確認。 ミッテラン没後10周年。この数日関連番組多し。本屋には多くのミッテラン本が並ぶ。数々の興味あるエピソード。とりわけ人気のあるのが娘マザリン・…