仏、医療保険の改革案、国民議会を通過 (7月20日)

フランスは1999年に一旦黒字になった社会保険基金が2002年から赤字転落。赤字額が2003年には100億ユーロ、2004年には140億ユーロ、さらに年々悪くなっていくと推算されていた。改革の主なポイント

  • すべての医療行為から保険で払い戻しされない1ユーロを徴収(ただし、高齢者、低所得者用補填保険対象者、妊婦を除く)。
  • CSG, CRDS (社会保険にあてられる一種の特殊税)のを値上げ。CSGは6,2 % から 6,6 % に。ただし雇用者負担分は据え置き。
  • 入院ベッド料を13ユーロから16ユーロに値上げ。
  • 一人ごとの統一診療履歴をつくり医者が情報を共有できるように。無駄や渡り鳥患者を防ぐ。プライバシー保護の観点から反対も。
  • 一人一人がホームドクター的な一般医を選ぶことを払い戻し率のアップで奨励。
  • 低所得者用補填保険をの対象者を拡大。

Les principaux points de la réforme de l'assurance-maladie
LE MONDE | 21.07.04 | 13h31 • MIS A JOUR LE 21.07.04 | 16h09