壁の復活を望むドイツ人たち

ドイツ人の5人に1人がベルリンの壁の復活を望む
Un Allemand sur cinq pour le retour du Mur de Berlin

mercredi 8 septembre 2004, 13h06 AFP-Yahoo!France

ドイツ人の約5人に1人(21%)が、15年近く前に崩壊したベルリンの壁の復活に賛成であるという世論調査の結果が発表され、統合の費用についての東側と西側の世論の違いを浮き彫りにした。
「壁が戻ってくることを望みますか?」という質問に対し、西側住民の4分の1(24%)が「はい」と答え、これに対し東側でそう答えたのははわずか12%だった。調査はドイツの世論調査機関 フォルサ Forsaがシュテルン Stern 誌のために実施したもの。
また東側住民の3分の1(31%)が旧東ドイツに対する国のこれまでの経済援助は「少なすぎる」と思っているのに対し、西側住民の37%が「多すぎる」と思っている。ただし1990年以来行われてきた援助の規模は「ちょうどいい」と思っている人が東側(46%)でも西側(44%)でも最も多い。

他に、東側住民の大部分(57%)が壁の崩壊前に比べて生活がよくなったと言っているのに対し、56%の西側住民がなにも変わらないと答えている。一方、西側の住民の41%が「現在の政治体制」に満足しているとするのに対し、東側のの住民でそう思うのは27%。

タイトルで見るとちょっとショッキングな結果。シュテルンのネットでの元記事は、「West-Ost-Umfrage : Jeder fünfte Deutsche wünscht sich die Mauer zurück 08. September 2004」。内容はほぼ上のAFPのものと同じ。ただし、質問の正確な表現や、生データは、シュテルン誌のサイトにもフォルサのサイトにも見つからない。シュテルンの雑誌版を買えばもっと詳しく出ているかも。1002人を対象に8月31日から9月2日にかけて行われ、誤差は±3%。