核兵器反対のサムライ by アルジャジラ

フランスのあるブログから見つけた、アルジャジラのミニアニメ (↓ start on photo click)。

原爆を投下されたあと、核兵器反対を、刀をふりかざしながら叫ぶ日本人の姿を戯画化している。アニメの批判のポイントは日本人にではなく、この後出てくる、核保有国の偽善に向けられているが、やはり日本もその偽善者の一員として描かれていることになる。

フランスのマスコミの論調では、原爆投下60周年にあたっての日本に対する批判的視点は、過去の戦争責任の清算という点にあり、自衛隊イラク派遣に対するものは、私の気づくかぎり見当たらない。フランスはイラク戦争には反対したが、これに関する日本に態度には最小限の理解が一般的にあるといっていい。

日本がイラクに軍隊を出している現状でアラブ諸国での中長期的な日本観にどんな影響があるかということについては、いろいろな見方がある。たいしたことはないという意見もあって、私もそう願いたい。アルジャジラのこの漫画は単純といえば単純だが、逆にこんな単純なものがなんらかの大きな趨勢の象徴になっているのかもと考えると気になる。