アメリカから反CPEのミューズ現る−−シャロン・ストーン

fenestrae2006-03-20


フランスのCPE(初回雇用契約制度)反対運動について記事があまりまとまらないので明日にしようと思っていましたが、変な小ネタを見てしまったので、さっと紹介。

「この法律は適切でない」とシャロン・ストーン
Pour Sharon Stone la loi est indaptée

NOUVELOBS.COM | 20.03.06 | 18:14

氷の微笑2 Basic Instanct 2」のプロモーションに訪仏中の女優シャロン・ストーンは、CPEを適切でないとして、「何で雇用されるのか何で解雇されるのか人は知る権利がある」と述べた。
Sharon Stone. L'actrice, en visite en France pour la promotion de Basic Instinct 2, a jugé le CPE inadapté. "Les gens ont le droit de savoir pourquoi ils sont embauchés ou virés".

「何で〜」は、雇用されて最初の2年間は、理由を通告しなくても解雇できるというCPEの議論を呼ぶ措置に触れたもの。

記事から語録だけ採集すると他に、

  • 「人の弱みにつけこむのはよくない。」
  • 「たとえ私がブロンドでも、もしかしたら、私がブロンドだからかもしれないけど、私はあたり前のことには闘う。」
  • 「このデモが正しいことはよくわかる。」

だそうです。

2番目のブロンド云々は「ブロンドの女は頭が弱い」という決まり文句を前提としたアイロニー(のはず)。

CPEも政治の分野から流行の社会現象になってきたよう。

この人の一種の軽薄さは好きです。たとえ偽善的気分的左翼と言われようと。先週はイスラエル訪問でも話題を生んだ。ジェーン・フォンダが捨てた地歩を占めているような気がする。フランスで人気があり受勲するのもむべなるかなというところ。

20日月曜日の反CPE運動の状況は猫屋さんのところによいまとめ