イラクのアメリカ大使館

共同-Yahoo!の記事によると

ネグロポンテ米大使が着任 対イラク国交回復
バグダッド29日共同】イラク駐在の米国務省当局者は28日、米国とイラクが国交を回復、ネグロポンテイラク大使が首都バグダッドに着任したと明らかにした。米国務省によると、国交回復は旧フセイン政権時代にイラククウェートに侵攻した1990年8月の断交以来、約14年ぶり。
 ブッシュ米政権には28日の主権移譲を受け、連合国暫定当局(CPA)のブレマー行政官を米本国に引き揚げ、間髪おかずに大使を着任させることでイラクの正常化を印象づける狙いがあるとみられる。大使は近くイラク暫定政府側に信任状を奉呈する。
 米国は同日解散したCPAがイラク側から接収、使用していたバグダッド中心部の米軍管理区域(通称グリーンゾーン)内にある旧大統領宮殿の広大な敷地を大使館として利用。イラク人職員を含め、1700人規模が勤務する世界最大の米大使館となる。(共同通信
[6月29日9時9分更新]


ということだが、リベラシオンの解説に従えば、間髪を入れない大使着任の狙いは「イラクの正常化を印象づける」というようなふわふわしたものではなく、もっとがっちりと地に足のついたもの(上で挙げた記事「4つの質問」うちの3)。

先週、コリン・パウエル国務長官は、米国の「任務」は主権移行によって終了するわけではないと改めて強調した。水曜日、元国連大使ジョン・ネグロポンテ氏がイラクの大使として宣誓を行った。世界最大の米国外交団(1500人)の長として、ネグロポンテ大使は、情勢を「よい方向」に導くことを約束した。事態を嘆く多くのイラク人は、彼がイラク政府の真の長となると見ている。新政権の要請により、150人のアメリカ人の専門家顧問が、内務省や石油省といった戦略的部門を含むすべての省に配属される。米代表団次席によれば、これらの顧問はイラク政府の内部にあって米大使館のための「耳となり目となる」。再建プロジェクトを支出するのはペンタゴンのコントロールする Project Contracting Office (PCO)で、184億ドルの予算が予定されているが、予算はすべてネグロ・ポンテ氏の裁量下にある。