今日のいろいろ(2004年7月13日)


昨日の夜、最後に書き込んだように、RER-Dの人種差別的暴行事件は、証言者が誰も名乗りでず、他にも証言を裏付ける証拠が見つからないことで、疑問の声が捜査筋から漏れはじめ、マスコミ、政治家がだんだん慎重になってきた。現在のネット版ではル・モンドはAFP配信ニュースで軽く扱い、「疑問」の発掘に熱心でトップで扱っているのはフィガロ。 France Info のサイトが冷静でなかなかいいことに気づく。日曜来のTVニュースをチェックしていろいろ感ずるところあり、書きたいことがあるが、こういう三面記事的事件は性急にあれこれの解釈に飛びつかずに、冷静に事実関係の判明を待つべし(そもそも昨日紹介したブルデューの文章から学ぶべきことではなかったか)ということを教訓として、しばらく静観。


以下は、今日時間があれば書きたいこと。


ル・モンドネット版の昨日からのトップ(今日付けのペーパー版の一面)は、シラクが国のあらゆる機関の長を自分の息のかかった人物でおさえているその状況の解説。前にちょっと出てきたシラクダッソーとの関係についても解説がある。日本の参議院議員選挙の結果について仏独英紙の報道を一巡り。同じデータを見出しレベルでどう解釈するかはいろいろ。在外投票の投票率の確実なデータを探すがなかなか見つからない。


◆追記(7月22日) シラクダッソーとの関係...
この記事については、http://mahamaha.cocolog-nifty.com/kyoyo/2004/07/post_22.html に簡単な言及がある。シラクダッソーの関係は、http://d.hatena.ne.jp/fenestrae/20040710#p2 の注1.で触れたソースが言うような単純な間がらではない。