"Make tea not love" vs. "Faites l'amour le matin"

またAFP配信のボツニュース系から。

Make tea, not sex とイギリス人。
Faites le thé, pas l'amour, disent les Britanniques

LONDRES (AFP), le 09-08-2004

朝目覚めたとき平均的イギリス人がまず考えるのは、セックスをすることではなく、お茶を用意することだ。
La première pensée qui vienne à l'esprit du Britannique moyen auveil le matin n'est pas de faire l'amour, mais de se préparer une bonne tasse de thé.


テレビ局 UK Food が日曜日に発表したアンケート調査によると、朝目覚めたとき52%の女性がまずとにかくお茶を入れ飲もうと考える。これに対しセックスのほうを好む女性は1%のみ。

男性でも傾向はほぼ同じで、42%が目覚めのときお茶のことを考え、セックスのほうを考えるのは5%。

また男性の17%、女性の9%が仕事のことを考えながら目を覚まし、もっと寝ていたいと思うのは男女それぞれ11%と14%。

元のアンケート結果はUK Foodのサイトでは見つからなかったが、イギリスでの報道は、もっと地味なタイトルの"Cuppa the first waking thought of the day (ic wales)", "She prefers a brew to you (Sky News)" など。これを、やっぱりイギリス人はという調子の記事にしたてあげたのはAFPらしい。今度はこれがソースになってオーストラリアあたりでもとりあげられるから面白い。

では、フランス人は?と気になるが、残念ながらこれに対応する調査はみつからない。やや参考になる数字としては、世論調査機関のTNS-SofresがMarie-Claire誌のために18歳から60歳までの女性を対象に性行動・意識を調査したLes pratiques sexuelles des Françaises(2001年)の中に、「どういう時間帯にセックスするのを好みますか」という質問がある(複数回答可)。結果は

朝目覚めたとき ... 38%
午前中 ... 12%
昼食後 ... 22%
夕方 ... 25%
夜寝るとき ... 73%
無回答 ... 5%

つまり3人に1人の女性が朝の目覚めでセックスするのを好ましいとしている。有名なセクソローグが、やせるためには朝食前のほうがよいと勧める記事(Minceur : Faites l'amour le matin (gadget.fr 21/04/2004))もある。ここにはいちいち出さないあれこれのサイトの体験記や朝派と夜派の議論での朝の行為の「効能」や「魅力」の声をつらつら読むに、少なくとも上記のイギリスの調査の「1%(♀)、5%(♂)」はフランスではもっと多い数字になりそうだと結論する。


P.S. 明日から早朝の更新はありません。