仏記者人質事件:イスラム過激派サイトで新条件の提示

フランス人人質−− 誘拐犯が3条件に48時間の猶予
Otages français: les ravisseurs donnent 48h pour répondre à 3 conditions

月曜日、イスラム過激派のサイトに、イラクでのフランス人誘拐犯のものとされる声明が発表。フランス政府に対し、人質と引き換えにフランス政府が、ビンラディン提案の休戦条約の受諾、身代金の支払いなど3条件を受け入れるよう要求。声明が本物かどうかは確認されていない。

DUBAI (AFP - 16:36) - Un site internet islamiste a diffusé lundi un communiqué attribué aux ravisseurs de deux Français en Irak, demandant à Paris de satisfaire trois conditions pour leur libération, dont l'acceptation d'une récente trêve proposée par Oussama ben Laden et le versement d'une rançon. L'authenticité de ce communiqué n'a pas pu être vérifiée.

身代金の額は500万ドル。もう一つの条件はフランスがイラクとの軍事・通商関係を結ばないこと。声明の中では先週末にアメリカとイラク政府が行ったラティフィヤ(2人が行方不明になった場所)での掃討作戦に触れ、こうした行動について警告している。

陰謀論的なことは言いたくないが、イラク政府(フランス人人質事件に非難声明を出していない数少ない組織の一つ)とアメリカの喜びそうな展開。フランス政府はコメントを控えているが人質解放が微妙なときのラティフィヤの作戦については、解放交渉を危うくするものとして一部から非難の声が上がっている。同じ頃の別件のニュースで、メディアのテロリスト声明の垂れ流しがテロリストの広告塔になっているのではないかといとのメディア内部の批判を伝える。これに関係しているかどうか分からないが、上のニュースをフランス語圏で最初に報道したのはベルギー、カナダのメディア。AFP電で配信されているにもかかわらずフランスのメディアは遅れてこのニュースを取り上げている。