生きてます
計ったわけではないが最後の更新をしてから半年。
身辺がいろいろあわただしく、すっぱり停止しようか(閉じはしません)、休止宣言を出そうか、少しでも更新しようか思い悩んでいる間にあっという間に6か月たってしまいました。少し休むとだんだん出にくくなるという悪循環フェーズにもはまったようです。はてな学校の登校拒否児みたいなものと思ってください。
トラックバックやリンク元などをいろいろ見て、長い休止を心配してくれる方も一人や二人でないことを知った。そして拙文を引用し、それを議論に組み入れている方がこれも一人ならずいらっしゃることも。こうなるとおおげさだが義理(前者)も社会的責任(後者)も感じる。もっとも、義務や責任の観念から逃れながら今日まで生きているようなところもあるので、ますますダブルバインド。そこで、あまり深く考えないで、とにかく戻ってくることにします。気にかけてくださった皆様に感謝します。
休止の間にこのブログとの関連で気になったことども。
・更新しないので長いことページトップに写真の掲載されている、フラン人記者シェノー、マルブリュノ両氏が無事解放。が、こんどは
・リベラシオンの記者フロランス・オブナ氏と彼女のガイド、フセイン・ハヌン氏がイラクで誘拐され、 今日で128日め。
・津波被害と連帯の波の未曾有の盛り上がり。
・スカーフ問題でこのブログの記事にたどりつく方が多いようだが、完成していない。完成しなかったのは偶然の外的要素によるものだが、いったんとまると情熱を取り戻すのが難しい。無責任な言い方だが新学期になってまた新たな展開が起きて問題意識が掻き立てられでもしないと。
・日中関係の悪化。休止前にある程度書いていた問題が噴出した気がする。どちらが悪いというような話ではなく、現在のわれわれの価値観の確認のために、そして共通の最低限の価値観を持つために、歴史観をすりあわせ、それをさらに行動で強固なものにしていくこと、そのための対話が必要だろうという立場は変わっていない。
・ル・モンドの経営体制に大きな変化。ウェッブ版が一新(必ずしも進歩とは限らない)。
・フランスにおけるブログの隆盛。
・id:temjinusさんのモリタニア日記快調。フランスの国内議論の多くのものがばかばかしく思える。
そして今フランスでは、どこへ行っても、ヨーロッパ憲法条約の批准の国民投票の話ばかり。私なりの意見(カードを見せれば oui)があり、うんざりするほど議論はしたが、それこそうんざりしたので、ここで体系的に解説したり、深く扱うかどうかは今のところ分かりません。
実のところ、この先このブログをどう持っていくか方針がありません。もともと衝動的に始まり、途中からも衝動的に盛り上がったもの。一つだけ言えるのは、時間の関係で、半年前までの密度では維持できないということ。ただ、毎日少しづつにするか、週に一回にするか、ニュースの解説・翻訳にするか、めんどうなのでソースなしで時評感想みたいなものをちょろちょろ書くのか、政治的な憂慮をあらわにするか、海外ボツニュースで楽しむか、何も決めていませんし、やってみた結果、また軌道に乗るか、結局来週には最終宣言をすることになるかどうかさえもわかりません。とりあえず、一度アップしたみたらどうなるかということで、付き合いかたを模索するために書いています。
いつの間にはてなの機能がアップして、ハイテク機器に囲まれたテクノロジー音痴みたいな状態です。そこに関してもちょっとリハビリが必要かも。