記事へのリンク許可 −−ドイツ紙のばあい

外部からのリンクについて、ドイツの新聞の見解はどうだろうと思って調べてみた。Frankfurter Allgemeine Zeitung(FAZ)のFAZ.net にやはり簡単な指針がある。ところが、Süddeutsche Zeitung (sueddeutsche.de)や Die Welt (www.welt.de)や週刊誌系の Spiegel(spiegel.de)を見てもこの手の注意書きが見当たらず、他にいくつか地方紙までチェックしたが、特別の注意書きが見つからない。こういうことに鷹揚なのだろうか、それともまだニュースクリッピングの世界が未熟で特に対応するに至っていないのだろうか。

とりあえず、FAZの注意書きを紹介する。これもかなり手短で鷹揚だが、気にしているところが違う。

わいせつな内容、暴力賛美的、人種差別的内容、刑法に抵触するようなな内容を含むウェッブサイトからFAZ.NETに属するウェッブサイトへリンクをはることは明確に禁止します。また特に、FAZ.NETに属するウェッブサイトやその内容をハイパーリンクによりフレーム内に囲ったり、表示するようなサイトからのリンクは禁止します。

ウェッブサイトという語を使っているが、個別ページを指すことは明らかで、やはり個別ページへのリンクは当然ということが前提となっており、その上で禁止事項は最低限である。ここで最初に気にしている基準によれば、「○×人死ね」と書いてあるようなところから、FAZ へリンクしてはいけないことになる。