輸入から輸出へ

テロリズム 脅威は深刻とニコラ・サルコジが警告Terrorisme: "la menace est sérieuse", prévient Nicolas Sarkozy (Novel Obs /AP 17.11.05)

内務大臣のことばではさらに、「われわれはカミカゼテロリストを輸入するだけでなく、今や輸出している On importe plus seulement des kamikazes, on en exporte」だそう。

郊外の騒動が収まってきて、あまり刺激的な映像がなくなってきたということでもある(←だんだん陰謀論的感想になってくる)。

特にイラク戦争が始まって、原理主義者のオーガナイズでフランスからイラクへ「義勇兵」として行く者がいることは知られているが、今の雰囲気でこれが与えるメッセージは明らか−−「移民=テロリストがこれまで来ていた。二世、三世が移民区域でテロリストに育ち外国で活動するようになった。」

暴動に参加したものでフランス国籍でないものを、正規滞在者まで、関連法律をほとんど無視に近い拡大解釈で国外追放と決めたが(外務大臣は反対。世論調査は支持)、国外追放になったものはどこに行くのか。効率よいテロリスト製造法。皆が「赤毛のダニー」みたいに追放先でぐれずにフランスを愛しつづけるとは限らない。