時局に鑑み不適切

サルコジ、セシリア本の出版を止めさせる Sarkozy empêche la sortie d'un livre sur Cécilia(NOUVELOBS 18.11.05)

カナル・アンシェネの暴露。いろいろあって離婚進行中のニコラ・サルコジの奥さんセシリア・サルコジの伝記本、11月24日発売予定だったのが、サルコジ内務大臣が出版社の社長を11月9日内務省に呼びつけたあとに、発売中止になったという話。印刷もされ出荷するばかりになっていたという。「フランスで今起こっていることに鑑み、発売は不適切と判断した」とは、出版社の社長の弁。内務大臣はノーコメント。続報多し。

法的にいろいろ困ることになると脅したらしい。その事実もさることながら、出版社のほうで、上のような口実が常識的に受け入れられると思われているようなその雰囲気が怖い。

そういえばこの二人の結婚式の証人はTF1の親会社でもあるブイグ・グループの総帥マルタン・ブイグ(via Wikipedia)。ニコラ・サルコジの最大の宣伝媒体がTF1というのは、ギニョールでも揶揄されるくらい−−一部には−−周知の事実。あんまり首をつっこみたくない話なので、誰か書きません?