「スローブログ宣言!」を試みる

いや、yskszkさん誉れ高い著作をまだ読んではいないのだが、タイトルや目次、ご本人がはてなに書いているものから想像して、勝手にことばを借りて。

休止宣言を出そうと思いながらそれも怠慢している間に、バンリュウ騒動がはじまり、かなり肩に力を入れて再参入したときに、コメントで「もうすこし力を抜いてでもいいので,細く長く定期的に」と勧めてくれた方がいた。

これが性格的になかなか苦手だ(chorolyn さんに教えてもらった日本歴史占いというのを先ほどやってみたら、「典型的な短期集中型」(空海)と出てきたのにまたまた苦笑した)。

一方、今置かれているのが、調べものをしたり頭を使って文章を書くことができるほどの余裕があるのとはほど遠い状況である上に、バンリュウ問題でかなり時間と労力を使ったのでその状況がますます厳しくなり、これが続く限り−−確実に続くのだが−−たぶん2006年は一度も更新できない。

だから以前からペンディングになっている休止宣言を出すべきときなのだが、案外これは、「スローブログ宣言!」というキーワードと、「もうすこし力を抜いてでもいいので,細く長く定期的に」という忠告をバネに、新しい性格と習慣を獲得するチャンスなのかもしれないと思い立つ(←なにせ今年の課題は遅ればせの「ポジティヴ・アティテュード」)。

もともとこのブログは「欧州方面のメディアの時事関係報道をソースにしたウェッブログ」ということで、これらのメディアの紹介・ワッチングではじまった。これが途中からかなりアンガージュマンの性格が強くなってきた。そしてその二つの極を行ったりきたりしている。

いずれにせよ、紹介に徹っして自分をかなり透明な存在にする−−これを見事にやっていたのはmedia@francophonieさんなのだけど以前の私といっしょでサバティカル・モードになっているようだ−−ことはできないにしても、各種色付き窓くらいにして、向こうにある何かを見てもらうことのほうが、へたな論をはるよりも、存在価値があると思っていたので、時事的記事の紹介・まとめの比重が減ることには忸怩たるものがあり、そうした情報を求めて読みに来てくれるかたには申し訳ないが、まあものはためしでブログの性格を変えながら少しだらだら続けてみる。

ということを前置きにしてあれこれ書こうと思ったが、これ以上書き進めるとここまで書いたことの趣旨と自己矛盾になってしまう...。習慣を変えるというのはなかなか難しい。ということで、「スローブログ」の試みも短期集中型に終りそうな危惧とともにここまで。