アラファト議長の容体をめぐる情報の混乱
アラファト議長危篤のメモをした後、しばらく留守にしている間に、またまた臨時メールがメールボックスに。
- jeudi 4 novembre 2004 17:32
アラファト議長、パリで死亡 Yasser Arafat est mort à Paris。イスラエル第2のテレビ局(民間)と軍ラジオ局が、それぞれのパリ特派員により、「フランスの情報筋」によるとして死亡を伝える。
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- jeudi 4 novembre 2004 18:07
アラファト議長の死亡を公式情報が否定。Démenti officiel de la mort de Yasser Arafat。先のイスラエル放送局の情報を、アラファト氏の入院する病院のスポークスマンが否定。
イスラエルの放送局はなぜ、病院関係者の知らない死亡をスクープできるのか?希望的観測の表れか、死亡を確信させる彼らしか知らない何か事実があるのか、と皮肉でも言いたくなる
◆イスラエルの新聞 Haaretz(中道左派系) のサイト記事
PA leaders, Paris hospital officials deny reports of Arafat's death
Last Update: 04/11/2004 21:16
がアラファト議長の容体とそれをめぐる情報の出方についてはくわしい。それによると
Earlier Thursday, French officials and a French radio station, Radio Monte Carlo, had reported the Palestinian leader's death. Radio Monte Carlo reported earlier that Arafat was clinically dead.
死亡情報を流したのはイスラエルのTV、ラジオ局ではなく、フランスの当局関係者とフランスのラジオ、ラジオ・モンテカルロだということになっていて、ますます不可解。
情報の流れがどうなっているのやら調べる気もしない。情報戦より本人の容体のほうが大事だろう。